OCPL00000と言う思想と理念

ソーシャル・ネットワーキング サービス [mixi(ミクシィ)]の足跡(自分のページに来た人のリファラーみたいなもの)から、ちょっと変わった情報というか、面白いことをやってる方を知った。
http://blog.livedoor.jp/yr05/と言うOCPL00000(通称ゼロストレート、略してゼロスト)レーベルを設立すると言う。
これは著作権フリーと言うことではなく、著作権自体は著作側に有るが(つか、日本だと当り前だし、著作権を無くすことは出来なかったはず)それらの利用、改変などは自由と言うものらしいが、実は詳しくは良く分かっていない。

個人的にはopencreation.org - このウェブサイトは販売用です! -&nbspFree music downloads リソースおよび情報と言うものがあるのは知っていた。
私が会社員だった頃はLinux系の仕事をしてたし、オープンソースと言う概念は画期的だと思ったし、何よりソフトウェアと言うのは『工業製品じゃねーよ、バーカ』と思っていたしね。
でも、オープンソースと言うかLinuxブームに合わせてか、何でもかんでもオープンだーっ!! って風潮が見られて、ちょっと距離を置いてたところはあるんだな。
あとは、日本って著作権に関する考え方が歪んでるとも思っていたし。
オープンソース=フリー=無料=パクってボロ儲けみたいな、馬鹿な考え方ね(笑)
そこまで酷いと思わないでしょ?
これが、企業のトップ(っても中小企業だけどね)が会議とかで平気で口にするんだよ、ふざけたことに。
まぁ、そういう個人的な絶望は置いておくとして、だ(笑)

多くのエンターテインメント系に、はたしてオープンソース的な考え方とは合うのかどうか、非常に疑問だった。
著作権自体、出版した本の複製に関するものだったはずだし、音楽で言えば一般社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC関連のトラブル(と言うかなんというか)はよく聞くけど、ぶっちゃけそれが土台になってしまっているし。
でも、インターネット上でのP2Pってのは、正直止め様が無いとも思ったし、むしろそれを利用できる方法は? と多くの人が考えていたことだと思う。(Winnyの作者とかもね)
CCCDが出てきたときは、あぁもう音楽業界には理念が無く、ただの我侭な駄々っ子状態に落ちたなと思ったものだ。
「自分達が報われない(=金が入らない)のは○○の所為だ〜!!」みたいな(笑)
つーかなぁ、そう言いたいのは在野に埋もれてるアーティスト達だっつーんだよ(笑)

でまぁ、自分はゲーム音楽の作編曲をやっていたわけだが、この辺りの金の流れってのが単純なようでいて、また非常に報われないタイプでもあるんですな。
そう考えると、OPCL00000というライセンスでの発表、それ自体をプロモーションとして、専用曲発注を貰うと言うスタイルは、別段非現実的でもないなぁ、と思った。
結局の所、何らかの発注が来て曲を書き下ろすわけだし、それに対しては別ライセンスを設ければいいわけだし。
残念ながら、私は楽器が弾けるわけではなく、過去のライブ自体MTR演奏でのドタバタパフォーマンスショー(でも超楽しかった)だったわけで、ライブやイベントで稼ぐ方法ってのはあまり現実的ではない…こともないのか?
う〜ん、この辺り、ちょっと色々考えてみたいな〜と思います。