Korg新製品

どこぞの誰かさんのblogはローランド情報を載せていたので、対抗してと言うわけではないがこちらはKorgで。

昨年末辺りくらいに、http://www.korg.co.jp/で、新時代の幕開けだかなんだかの発表をするぜ〜って宣伝してた隠し玉、KORG (Japan)がついに発表された。
まぁ大方の予想通りであろう、その内容は「OA(Open Architecture)シンセシス・システム」と呼称するシンセシス・エンジン搭載の新しいワークステーションシンセサイザーだったわけだ。
中身はPCMとエキスパンションボードの音源部、アナログシンセ・モデリング、トーンホイールオルガン・モデリング
もう自棄クソなのかってくらいに入ってる多用なエフェクトに、Wavestationからウェーブシーケンス機能も装備。
512Mのメモリーを利用するサンプリング機能に、Korgの売り文句になりつつあるKARMAモジュールも搭載。
シーケンサー部も16MIDIトラック+16オーディオ・トラック+1マスター・トラックと言う構成で、これはおそらく内蔵の2.5HDD(40GB)を利用してのHDR機能なのだろう。
その他も、CD-R/RW、VGA表示の10.4インチTFTカラー液晶はタッチビューGUIで、USB2.0ポートを4つと、まあ積めるだけ詰め込んだって感じだ。
ジャパネット何とかなら、ここで気になるお値段の発表なのだが、Sneak Preview=試写会の為か未だ明かされぬまま。

ま、高いんだろうなぁって感じで、正直欲しいって気にはなれないです。
後々、キーボード無しのラックタイプや、機能を下げた安価タイプが出たら、その時にまた考えてみるかなって感じです。

いや、凄い製品なのは理解してるんです。
アナログモデリングは当然として、オルガン専用のモデリング音源を積んでるあたり、実にKorgらしい製品ですし。
でもね、複雑過ぎる気がするんですよ。一つ一つの機能は確かに凄いんだろうけど、なんでそれが一緒くたになっちゃってるのかなって。
なんでオールインワンなのかと思うし、また同時にやっぱりオールインワンなのかとも思う。
オールインワンって、こと日本人はそっちを選ぶ傾向にあるって言われたりするんだけど、おれは良く分からないなぁ。
携帯でわざわざゲームやるとか、無駄な消費*1としか思えないし、電話は電話、ゲームはゲーム機で、だと思うわけです。
同様に、音楽の製作過程の流れからみて、如何に新製品であろうが、その製品だけで完結させるようなことは特殊な状態*2を除いて無いと思うんです。
オールインワン製品を求める動機として考えられるのは

  1. 何も無い
  2. 限られた物しかない
  3. 持ってるオールインワンとの置き換え

で、どの動機にしてもやっぱこの新製品は価格がネックになりそうですねぇ。

*1:通話の為の電力をゲームで消費してるんですよ?

*2:Korgマーケティング用のサンプル曲とか